予防接種について
予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体による感染症を防いだり、かかってしまった場合でも重症化を抑えたりするために行います。
特に高齢の方や、心臓・肺・腎臓などに持病のある方では、感染症がきっかけで全身状態が悪化することがあるため、予防の意義は大きいと考えられます。
当院では、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチン、インフルエンザワクチン、新型コロナウイルスワクチン、HPVワクチンに対応しています。
接種できるワクチンの種類や費用、公費助成の有無は年度や自治体によって変わるため、最新の内容は当院のお知らせや自治体の案内をご確認ください。
厚生労働省は、65歳以上の方などを対象に、高齢者肺炎球菌、帯状疱疹、インフルエンザ、新型コロナワクチン定期接種を案内しています。
接種をご希望の方は、WEB予約またはお電話でご予約ください。助成券や接種券をお持ちの方は、受診時に必ずご持参ください。
TEL 079-233-2026
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは、発症そのものを減らす効果に加えて、重症化や入院のリスクを下げることが期待されます。特に高齢の方や基礎疾患のある方では接種の意義が大きいとされています。厚生労働省も、高齢者の定期接種として毎年秋冬に1回の接種を案内しています。
ワクチンの効果が出るまでには通常約2週間かかるため、流行が本格化する前の接種をお勧めします。姫路市では高齢者のインフルエンザワクチン接種の助成を行っていますので、ご確認ください。
当院では、成人期のインフルエンザワクチンだけでなく。小児のインフルエンザワクチンもご用意しておりますので、お子さんから年配の方まで、お気軽に当院をご受診ください。
受診ください。
新型コロナウイルスワクチン
新型コロナワクチンは、特に重症化予防の面で重要なワクチンです。高齢の方、心臓病や肺疾患、糖尿病などの基礎疾患がある方では、感染により入院や重症化のリスクが高くなるため、接種が勧められます。厚生労働省は、65歳以上の方と、60から64歳で一定の基礎疾患がある方を定期接種の対象として、毎年秋冬に1回接種する枠組みを示しています。
姫路市では、高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種の助成を行っていますので、ご確認ください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は、肺炎の原因として頻度の高い菌の一つです。特に高齢の方や、心疾患、呼吸器疾患、糖尿病、腎疾患などがある方では、肺炎が重症化しやすく、入院や体力低下の原因になることがあります。
厚生労働省は、高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種について、65歳の方と、60から64歳で一定の基礎疾患がある方を対象として案内しています。今年度の定期接種で用いられるワクチンはプレベナー20です。
当院では、定期接種で使われるプレベナー20に加え、任意接種としてキャップバックスにも対応します。
接種は1年を通して可能です。
姫路市にお住まいの方の接種費用(本人負担額)
| ワクチンの種類 | 接種区分 | 自己負担額(税込) |
|---|---|---|
| PCV20 (プレベナー20) |
定期接種(公費助成あり) | 7,000円 市民税非課税世帯 3,000円 生活保護世帯 無料 |
| PCV20 (プレベナー20) |
任意接種 | 11,000円 |
| PCV21 (キャップバックス) |
任意接種 | 14,000円 |
詳しくは、こちらをご覧ください。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水疱瘡のウイルスが体の中に残り、加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下すると、このウイルスが再活性化して起こる病気です。皮膚の発疹だけでなく、強い痛みを伴います。患者さんによっては、治った後も長く痛みが残ることがあります(帯状疱疹後神経痛)。
使用できるワクチンは、ビケンとシングリックスの2種類です。
当院では、ビケンとシングリックスの両方に対応しています。予防効果を重視する場合はシングリックスが有力ですが、接種回数や費用、副反応の出方も含めて選ぶ必要があります。
帯状疱疹は、これまでに水痘に罹患した方のみ発症します。
厚生労働省は、2025年度から帯状疱疹ワクチンを定期接種の対象に加えました。対象は65歳の方などで、経過措置として一定年齢の方も対象になります。
姫路市でも、令和7年度から定期接種を実施しており、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方などを対象としています。
姫路市にお住まいの方の接種費用(本人負担額)
| ワクチンの種類 | 接種区分 | 自己負担額(税込) |
|---|---|---|
| 生ワクチン (ビケン) |
定期接種(公費助成あり) | 4,000円 市民税非課税世帯 2,000円 生活保護世帯 無料 |
| 生ワクチン (ビケン) |
任意接種 | 8,000円 |
| 不活化ワクチン (シングリックス) |
定期接種 (公費助成あり) |
17,000円 市民税非課税世帯 8,000円 生活保護世帯 無料 |
| 不活化ワクチン (シングリックス) |
任意接種 | 22,000円 |
詳しくは、こちらをご覧ください。
HPVワクチン
HPVワクチンは、子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっているヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンです。HPVワクチンのシルガード9は、このうち子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型の感染を防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。姫路市でも、定期接種を実施しています。
接種費用(本人負担額)
| ワクチンの種類 | 接種区分 | 自己負担額(税込) |
|---|---|---|
| シルガード9 | 定期接種(公費助成あり) | 無料 |
| シルガード9 | 任意接種 | 28,000円 |
詳しくは、こちらをご覧ください。
予防接種を受ける際の注意点
発熱がある方、強い体調不良がある方、過去にワクチンで強いアレルギー反応が出たことがある方は、接種を延期または慎重に判断することがあります。心臓病、腎臓病、肝臓病、血液疾患などで治療中の方も、接種前にご相談ください。厚生労働省も、各定期接種ワクチンについて、受けられない方や注意が必要な方を案内しています。
接種後は、注射部位の痛みや腫れ、発熱、だるさなどが出ることがあります。多くは自然に軽快しますが、症状が強い場合は当院へご連絡ください。
最後に
予防接種は、感染症そのものを防ぐだけでなく、重症化を防ぎ、持病の悪化を防ぐ意味でも重要です。特に循環器内科では、感染症がきっかけで心不全や不整脈が悪化することもあるため、予防の価値は大きいと考えています。
年度によって助成制度や接種期間、使用ワクチン、費用は変わります。最新情報をご確認下さい。