- 2026年7月25日
- 2026年7月24日
持続血糖測定器(Dexcom G7)の選定療養について
きぬたにクリニックでは、Dexcom G7 CGMシステムを、選定療養として取り扱っています。
2024年より選定療養制度が開始され、インスリン治療をしていない方でも使用できるようになりました。
選定療養制度を活用して、インスリンを使用していない方でも保険診療と組み合わせて持続血糖測定器を使用できるようになりました。
選定療養とは
選定療養とは、通常の保険診療に加えて、患者さんが希望する追加の医療サービスを自己負担で受けられる制度です。
通常、保険診療と自費診療を同じ診療の中で組み合わせることはできません。しかし、国が認めた一部の医療については、保険診療を続けながら、追加部分だけを自己負担にすることができます。
持続血糖測定器も、この選定療養の対象となっています。
対象となる方
- 糖尿病と診断されており、インスリン製剤を使用していない方が対象です。
- そのうえで、医師が血糖変動の確認や治療方針の検討に有用と判断した場合に、選定療養として使用できます。
対象とならない方
- 糖尿病と診断されていない方
- インスリン治療中で、保険診療で持続血糖測定器を使用できる方
- 診察を受けず、機器だけの購入を希望される方
- 当院での診療や結果説明に同意いただけない方
- 医師が医学的に適切でないと判断した方
費用について
診察料、採血、HbA1c、処方などの通常診療部分は保険診療です。
持続血糖測定器の機器代のみ、選定療養として自費になります。
| 内容 | 費用 |
|---|---|
| Dexcom G7 CGMシステム センサー | 5,500円(税込) |
| Dexcom G7 CGMシステム モニター (アプリ対応のスマホが使用できない方のみ) | 8,800円(税込) |

スマートフォンアプリを使用できる場合、専用リーダーやモニターが不要となることがあります。
Dexcom G7 センサーは、1個で約10.5日間使用します。
※注意点
- 持続血糖測定器は、血液中の血糖値そのものではなく、皮下の糖濃度を測定します。そのため、実際の血糖値と少しずれることがあります。
- 低血糖症状がある場合や、測定値に違和感がある場合は、通常の血糖測定が必要になることがあります。
- また、テープで皮膚がかぶれることがあります。強いかゆみ、痛み、赤みがある場合は、装着を中止してご相談ください。
持続血糖測定器でわかること
- 食後に血糖値がどのくらい上がるか
- 夜間や空腹時に血糖値が下がりすぎていないか
- 運動で血糖値がどう変化するか
- 薬の効果がどの時間帯に出ているか
- 同じ糖質量でも、食べ方や時間帯で血糖値がどう変わるか
- HbA1cだけではわからない血糖の動きを確認できることが、持続血糖測定器の大きな利点です。
このような方におすすめです
- 2型糖尿病で治療中だが、インスリン注射はしていない方
- 内服薬やGLP-1注射薬の効果を詳しく確認したい方
- 薬剤を切り替えたときの詳しい評価を行いたい方
- 食事によって血糖値がどのように変化するか知りたい方
- 健診で血糖値やHbA1cの異常を指摘された方
- 食後高血糖が心配な方
- 生活習慣を見直すきっかけにしたい方
選定療養では、長期にずっと装着し続けるよりも、
「2〜4週間の装着での詳細な評価 → 改善プラン実行 → 数か月後に再装着」をおすすめします。
受診から使用までの流れ
1. 診察
現在の治療内容、血糖値、HbA1c、生活習慣、使用目的を確認します。
2. 適応判断
医師が適応を判断し、使用する機器を相談します。
3. 費用と使い方の説明
費用、装着方法、アプリ設定、注意点をご説明します。
4. センサー使用
センサーを装着し、日常生活の中で血糖変動を確認します。
5. 結果説明
診察で血糖変動を確認し、食事、運動、薬物療法の見直しに活用します。
※在庫や準備の都合により、当日すぐにお渡しできない場合があります。
よくある質問
Q. インスリンを使っていなくてもDexcom G7は使えますか。
糖尿病と診断されており、医師が必要と判断した場合、選定療養として使用できる場合があります。
Q. 機器だけ購入できますか。
できません。選定療養は保険診療と組み合わせて行う制度です。診察なしで機器だけをお渡しすることはできません。
Q. 他院で糖尿病治療中ですが、使用できますか。
糖尿病治療中の主治医と相談して紹介状を持参してください。
Q. 装着はクリニックでしてもらえますか。
装着や取り外しが困難な場合はスタッフがお手伝いいたします。
Q.スマートフォンの設定は相談できますか。
可能な範囲でサポートします。ただし、機種やアプリの対応状況によって使用できない場合があります。
スマートフォンの操作が苦手な方はモニターのご購入をお願いいたします。
Q. 医療費控除の対象になりますか。
治療目的で医師の指示に基づいて使用した場合、医療費控除の対象となる可能性があります。詳細は税務署または税理士にご確認ください。